コニカミノルタ株式会社が、パナソニック株式会社およびパナソニック プレシジョンデバイス株式会社より、産業用インクジェットヘッド事業に関連する設備資産と技術資産を譲受したと発表しました。
この記事はコニカミノルタ社プレスリリース(2018/6/1)の紹介記事です。
プレスリリース:
コニカミノルタ社は画像印刷に限らず産業用としてインクジェットヘッドを提供しているインクジェットヘッドメーカーです。多くのヘッドラインナップを所持しており、代表的なヘッドはピエゾインクジェットのシェアモードサイドウォール方式(通称、Xaar方式)を用いています。
吐出方式に関してはこちらを参照:
https://www.konicaminolta.jp/inkjet/technology/technology.html
また近年、MEMS技術によって実現したベンド方式の小滴、高解像度のインクジェットヘッドも扱っています。
そのコニカミノルタ社がパナソニック社のIJ事業を買収したと発表しました。
パナソニック社はワイドフォーマットプリンタ向けとして、小滴高解像度のヘッドを取り扱っているヘッドメーカーです。
パナソニック社のヘッドのプレスリリース記事:
今回の買収における狙いは、IJヘッド・コンポーネント事業の展開力、開発力、商品力を強化とのことです。パナソニック社の保有するMEMS技術および薄膜PZT量産工程の獲得により、産業印刷分野向けの高解像度IJヘッド開発を加速する狙いがあるとプレスリリースでは述べられています。
#ピエゾインクジェット
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