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印刷可能な還元グラフェン酸化物(rGO)インクの調製に成功

Harbin Engineering Universityの研究グループが、還元グラフェン酸化物(rGO)インクの調製に成功しました。

この研究成果は、Applied Surface Scienceに掲載されています。


この記事は下記論文の紹介記事です。

論文:

Li, Xueying, et al. "Layer by layer inkjet printing reduced graphene oxide film supported nickel cobalt layered double hydroxide as a binder-free electrode for supercapacitors." Applied Surface Science (2019): 144872.



同研究グループは、還元グラフェン酸化物(rGO)インクの調製に成功しました。


(Science Direct HPより)
(Science Direct HPより)

また、上記インクを用いてインクジェット印刷法によりrGO薄膜を作製しました。

印刷したrGO薄膜は活物質を固定するための高導電性支持体として機能します。

さらに主な活物質としてNi-Co LDHを適用して、ワンステップ電気化学堆積法により電気化学活性を高めました。

そして実用化を想定し、インクジェット印刷と電気化学堆積法を繰り返すことによって電気活性材料の電気化学性能と質量負荷を改善しています。


作製されたNi-Co LDH / rGO / Ni-Co LDH / rGOの容量は1.2 A g-1で227 mAh g-1に達し、5000回の充放電後も容量値は78.7%のままでした。

なお、上記2電極スーパーキャパシタは、正極としてNi-Co LDH / rGO / Ni-Co LDH / rGO、負極として市販の活性炭から製造されています。


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