CSEM(スイス)のRolando Ferrini氏率いる研究チームが、導波路の印刷に使用できるインクジェット印刷技術を開発した。
インクジェット印刷は、デジタル印刷技術というメリットがある反面、塗布物がインクの表面張力によって流動しやすいという課題がある。とくに、厚みがある印刷を実現する場合、撥液性の高い基板(表面エネルギーの低い基板)を使用することが有効であるが、低表面エネルギーの基板上ほど、塗布した液の寄り集まり(バルジ)が起こりやすくなる。
この課題に対し、インクを2段階で塗布することにより、解決した。1回目の印刷でピン止め用の液滴を付着させた後、第2のステップでピン止め用の液滴間に印刷を行う。
ピン止め用の液滴は、第2のステップで滴下されたインクを固定化し、プリントされたライン内の膨らみの形成を防止する。2つの点の間に直線を作ることに加えて、この技法を使用して3つ以上の接合部を接続して、コーナーまたはシャープなエッジを作成することを確認した。
なお、新しい印刷方法を評価するために、研究者らは、幅120ミクロン、高さ31ミクロンのポリマー導波路を作製し、外部レーザ源からの光が導波路に入ることを可能にするテーパーを付けた。彼らは、導波路内の光損失を0.19dB / cmと測定した。
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