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銀ナノ粒子を含むグラフェンインクを開発

Dongguan Polytechnicらの研究グループが、銀ナノ粒子を含むグラフェンインクを開発しました。

この研究成果は、Materials Chemistry and Physicsに掲載されています。


この記事は下記論文の紹介記事です。

論文:

Zhong, Zhen, et al. "A facile way for fabrication of silver nanoparticle decorated graphene composites." Materials Chemistry and Physics (2019): 122344.


インクジェット印刷の急速な発展により、導電性インクの製造と応用は科学研究において注目の分野です。

導電性インクとして用いれる溶質は金、銀など複数ありますが、近年注目を集めている材料はグラフェンです。

グラフェンのもつ特徴的な機能から、世界中で多くの注目を集めています。


このような背景から同研究グループは、Agナノ粒子を含むグラフェン導電性インクとAgナノ粒子を含まないグラフェン導電性インクを開発しました。



作製したインクは、TEM特性評価により、Agナノ粒子を含まないグラフェンの抵抗が、Agで修飾されたグラフェンの抵抗よりも大きいことを確認しました。

また一方、印刷後の焼成プロセスは、グラフェン-Agシステムの導電率を高める上でも重要な役割を果たします。


今回の研究成果は、、高導電性グラフェン複合材料を探索するための参考資料となるだけでなく、グラフェン複合材料システムの界面における実際のメカニズムを調査する方法になると期待されます。


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