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エアロゾルジェット印刷の原理

更新日:2019年9月9日

Sandia National Laboratoriesのグループが、エアロゾルジェット法に対する物理原則を明らかにしました。。

この研究成果は、Flexible and Printed Electronics (2018/6)で発表されています。


この記事は下記論文の紹介記事です。

論文:

Secor, Ethan. "Principles of aerosol jet printing." Flexible and Printed Electronics (2018).



エアロゾルジェット法は、近年使用されだした新しい液体制御技術です。

本技術では、超音波法などにより1-5μm程度に微小化した液滴をシースルーガスによって基板に付着させます。シースルーガスの流量制御や使用するノズルサイズ、形状の選択によって印刷状態を制御できます。制御条件次第で、10μm程度のライン作製が可能で。広い印刷ギャップをもつ特徴から、様々な形状のメディアへの印刷が期待されており、携帯電話へのアンテナ作製などで既に実績もある手法です。


Optomec社エアロゾルジェットによる3D印刷


近年の研究では新しいデバイス作製など魅力的な機能が実証されています。しかし、その反面、インクと印刷パラメーターの調整は経験的な観察結果に大きく左右されてしまっているのが実状でした。


このような課題に対し、同グループは基本的な物理原則をエアロゾルジェット法に対して厳密に検討しました。その結果、エアロゾルジェット法を説明するためのフレームワークを本研究結果にて提示しています。

また、実際に銀ナノ粒子液を用いた実験によって、用いた分析モデルの実用性を検証できたとのことです。

この成果により、基本原則に基づいたプロセス実用範囲の理解や、プリンターの設計、インクの改良、印刷パラメータの最適化に関するガイドラインが得られたと報告しています。






 

マイクロジェット社では、エアロゾルジェット技術を用いた実験サービスを実施しています。

ご希望の液、またはマイクロジェット社準備の実績のある液を用いて実験が可能です。

ご興味をお持ちの方は、お気軽にご連絡ください。


サービス紹介HP:


 

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