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世界最高速クラスの大型鋳造用砂型3Dプリンタを製品化

引用元:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 プレスリリース

http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100948.html


NEDOプロジェクトの成果をもとに、シーメット(株)は、毎時10万cm3の世界最高レベルで造形する大型鋳造用砂型3Dプリンタを製品化したと発表しました。

本製品は、同社従来製品に対し、造形速度10倍の高速化と造形サイズ10倍の大型化に加え、造形後の後工程作業時間の半減を実現したとのことです。

シーメット(株)は、同社が展開する砂型3Dプリンタ「Sand Casting Meister」シリーズのラインアップに今回開発した大型機「SCM-1800」を加え、5月7日から販売を開始します。


シーメット㈱ 鋳造用砂型3Dプリンタ「SCM-1800」

●概要

鋳造業界における砂型の製造は、従来の木型工法では工数・コストの削減に限界があり、技術者の高齢化と後継者不足も重なって、より高精度・高難易度かつ短納期・低価格の市場要求に応えることが困難な状況になりつつあります。

このような背景のもと、NEDOプロジェクトにおいて、技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構(以下、TRAFAM)は、高速で大型の鋳造用砂型3Dプリンタの研究開発に取り組んでいます。

鋳造用砂型3Dプリンタは、木型の製作期間・コストが不要になるだけでなく、従来工法では制約のあった複雑な形状の鋳型に対しての制約が無くなり、一体でダイレクトに造形できるため、精度と作業性が向上し、かつ設計の自由度が広がります。TRAFAMは、これまでに世界最高レベルの造形速度の3Dプリンタ技術を開発し、その後、大型高速機としての運用実証と改良および鋳型の造形評価・鋳造評価を続けてきました。


今般、これらの開発成果をもとに、シーメット株式会社は、従来同社製品の10倍の造形速度となる10万cm3/h、乾式砂を用いることで造形後の後工程作業時間を1/2に短縮した、約10倍の造形サイズ(1800mm×1000mm×750mm)を有する世界最高速クラスの大型鋳造用砂型3Dプリンタを製品化しました。シーメット(株)は、同社の砂型プリンタ「Sand Casting Meister」シリーズのラインアップに今回開発した大型機「SCM-1800」を加え、5月7日から販売を開始します。


●今回製品化する高速大型鋳造用砂型3Dプリンタの特徴

【1】鋳造用砂型3Dプリンタとして世界最高レベルの造形速度

本開発装置はバインダジェット方式で、造形速度の向上にはリコータ(砂を敷きつめる部品)の高速化・双方向化、プリントヘッドのラインヘッド化と高速化・双方向化、プリントパターンデータの転送時間短縮などにより、従来の10倍の造形速度での高速連続動作を実現しました。

【2】高性能かつ作業性に優れた乾式砂と1液方式

本開発装置は、固体触媒をコーティングした砂に、プリントヘッドから有機バインダを噴射して反応硬化させる1液式を採用しています。使用材料として乾式砂を用いることで、造形後の後工程の作業時間を1/2に短縮するなど、高性能かつ作業性に優れています。


【3】鋳型の量産設備としての可能性

今回開発した装置では、1800 mm×1000 mm×750 mmの造形サイズと10万cm3/hの造形速度を実現したことにより、量産設備として従来工法に対する高い競争力が見込まれます。


「SCM-1800」の仕様

製品名:Sand Casting Meister 「SCM-1800」

造形方式:バインダジェット方式

販売先・市場:産業機械、自動車/機械工業、鋳造業

造形サイズ:幅1800mm×奥行き1000mm×高さ750mm

適応材料:CCS/専用バインダ

積層ピッチ:0.28mm

受注開始日:2018年5月7日


#ピエゾ #インクジェット #バインダージェッティング #3D #造形

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