INM - Leibniz Institut for New Materialsの研究グループが、QLED用インクを開発しQLEDのインクジェット印刷を行いました。
この研究成果は、Advanced Optical Materialsに掲載されています。
この記事は下記論文の紹介記事です。
論文:
Yang, Peihua, et al. "High‐Resolution Inkjet Printing of Quantum Dot Light‐Emitting Microdiode Arrays." Advanced Optical Materials (2019).
マイクロスケール量子ドット発光ダイオード(QLED)の直接印刷は、事前に作製されたLEDの配置に代わる費用対効果の高い代替手段です。
現在、印刷されたQLEDの品質は、インクジェット印刷中の液滴形成、湿潤、および乾燥の不均一性によって制限されています。
このような課題から、同研究グループは、ピクセルおよびアレイレベルでの不均一性を抑制することができる最適なインクを開発しました。
インクのレオロジーと界面エネルギーを調整して、小さく均一な液滴を吐出し、乾燥中にピクセルを平坦化するマランゴニ流を誘導し、高解像度で大面積の画分に適した濡れ特性を実現しました。
これにより、500 ppiで高品質のピクセルアレイが得られ、この品質は25インチのパネルで標準化された8 Kディスプレイタイプに十分であると考えられます。
この効果は、今回の研究で試みた緑色に限定されません。
異なる発光色のQDに基づくインクをインクジェット印刷して、RGBディスプレイを作成できます。
今回作成したインクは、柔軟で柔らかい素材と互換性があります。
このため、今回開発した方法は、高解像度のフルカラーQLEDディスプレイに拡張でき、柔軟でウェアラブルな新しい電子デバイスの設計を多様化できると考えられるとのことです。
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