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グラフェン分散液を用いたインクジェットのレオロジー検証

更新日:2019年9月13日

ワルシャワ工科大学のグループが、グラフェン分散液を用いてインクジェットインクの印刷とレオロジー特性との関係を調べました。

この研究成果は、Nanomaterials (2018/7)で発表されています。


この記事は下記論文の紹介記事です。

論文:

Dybowska-Sarapuk, Lucja, et al. "Efficient Inkjet Printing of Graphene-Based Elements: Influence of Dispersing Agent on Ink Viscosity." Nanomaterials 8.8 (2018): 602.


インクジェット印刷は、優れた印刷技術であり、柔軟で低コストのマイクロエレクトロニクスデバイス製造のための新たな技術として注目されています。

液体を扱いプロセスであり、吐出を行う力は圧力波です。

そのため、多くの液物性が吐出動作に影響を与えます。

重大な影響を与える多くのパラメータの中で、最も重要なパラメータがインク粘度です。

特にインクジェット吐出におけるノズル先端での高せん断速度領域における粘度が重要になります。



インクに使用したグラフェンSEM画像(nanomaterials HPより)

著者らは、インクジェットプリンタノズルにおけるインクのせん断速度を参照するモデルおよび計算をこの論文において提示しています。

論文んいおいてせん断速度の計算の結果、ノズル先端におけるせん断速度が5x10^5以上であることを示しています。







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